2万円越えのスキャンパンCTX。
10年使うなら1年、2千円。毎日使うならそれでもいいわ!
ところが、私の不注意により2年で買い替えました。トホホ・・
せめて、私の失敗談をみなさまのお役に立ててください。
チャーハン事件
ルンルン♪ で冷凍チャーハンをフライパンに投下したその時、悲劇は起きました。
2年目のある日のスキャンパン、どうぞご覧ください。
ガチっ!となべ底にチャーハンが・・( ;∀;)!
チャーハンとスキャンパンの間にフライ返しを差し込もうとしますが、ビクともしません。
結局、ほとんど救助できないまま水に浸すことに・・
フライパンと一緒に涙も洗い流して、「ついにこの時が来た!」とばかりにスキャンパンに問い合わせ。そこで私の失敗が明るみになります・・
失敗① 保証書がなかった
保証書がなければ、保証はききません!(終了)
でもね、紛失したわけじゃないんです。
2年前にAmazonの日本総代理店で購入したときに、「保証書」が同封されていなかったんです。
「あれ?」と思ったものの、10年保証のフライパンなんて初めてだったので・・
10年保証書持つ人なんていないから、最初からつけていないのかな?きっと Amazon の購入履歴とスキャンパン本品でいいってことね。
なんて消費者目線のサービスかしら!
と、アホな勘違いをしました。
当時、ネットで調べると
2年目でくっつくようになったけど、スキャンパンが新品に交換してくれた!スキャンパン最高‼
なんて口コミが散見されたので、10年間スキャンパンがお世話してくれると勝手に思い込んでいました。
「フッ素加工なのに、10年保証」というスキャンパンの名が広がるにつれ、10年保証の問い合わせも増えたのでしょう。現在では、公式サイトにスキャンパンの保証対象が明示されており、当然ながら保証書が必須です。
スキャンパンの製品保証には、エス・アンド・ケー株式会社もしくは国内正規販売代理店が発行する『製品保証書』(日本語表記)が同梱されており、万が一の不良の際には、店舗捺印のある『製品保証書』または『製品保証書』とレシートまたは明細書、納品書のご提示をもって、ご購入日の確認を行わせて頂き、製品上・素材上の不具合が認められた場合に保証(お取り替えを含むご対応)をご提供しています。
スキャンパンを買ったら、まず保証書が入っているか確認しましょう!
失敗②「 食材がくっつくようになった」ときの洗い方を間違った
普段はゴシゴシ洗っていたスキャンパンですが、2年経った頃、以前より食材がくっつくようになりました。とはいえ、ちょっと油をひけば済む程度。
スキャンパンといえども、やっぱりフッ素加工は弱くなるのね。
これからは優しく洗おう
と、ここでまた大失敗。
後でわかりましたが、スキャンパンで一番大事なのは、しっかり汚れを落とし切ることなのです。
スキャンパンのコーティングは超強力で、不良品でもない限り剥がれることはありません。食材がくっつく原因は、落ち切っていない汚れによって、フッ素加工コーティングが蓋をされてしまい、本来の力が発揮されないことだったのです。
つまり「食材がくっつく」のは、「フッ素が弱くなった」のではなく、「汚れが残っていた」からだったんですね。
食材がくっつく → フッ素が剥がれるんだ → 剥がれないように優しく洗おう
ではなく、
食材がくっつく → 汚れが堆積している → しっかり洗おう
が、正しかったんです。
汚れを残したままにすると、汚れ自体が固くなり、ますます取れにくくなります。その状態で揚げ物など高温調理して汚れが炭化すれば、コーティングが剥がれる原因になったり、固くなった汚れを無理やり取ろうとして、コーティングを傷つけてしまう原因になるそうです。
頑丈なスキャンパンは、使い方より洗い方が大事なんですね。
一度汚れを焦げ付かせてしまったフライパンは、汚れを落とした後でも保証対象外になってしまいます!日頃からツルツルにしておきましょう。
- 10年保証は、新品状態を10年保証するものではありません。
- 洗浄不足や加熱調理による焦げ付き、経年による使用キズは、保証対象ではありません。
- 通常のご使用による経年劣化や、ヘラなどの使用キズも保証対象ではありません。
- 落とし切れていない汚れが残ったままでご使用を続けた場合は、保証の対象となりませんのでご注意ください。
固くなった汚れの落とし方
保証が使えないなら、自分で何とかできないか?
スキャンパンの公式サイトのQ&A『食材がくっつくようになってしまいました。コーティングが剥がれたのでは?』に詳しい洗い方があります。
- フライパンに水と、大さじ2~4の重曹を入れて、火にかける
- 沸騰したら、弱火で10分煮る
- 温度が下がったら、中性洗剤とナイロンスポンジの硬い方を使って、ゴシゴシこすり洗い
- 茶色い泡が出ないようになり、水をはじくようになればOK
写真付きのこちらもどうぞ→スキャンパンの洗浄(焦げ付き回復)
重曹煮をやってみたけど・・
何度かやりました。
底面はマシになったものの、側面の立ち上がりは黒っぽいまま全然戻りませんでした。
「冷凍チャーハンテスト」では、底面は及第点。側面はびっちりくっついてしまって完全にアウト。
水分が出るような野菜炒めも、側面に張り付いて焦げてしまう。餃子は焼けるけど、焼きそばは麺がくっついてしまう・・
くっついた食材は水でふやかして洗い流します。この食材を無駄にしている罪悪感。
投下した食材を10とすると、7しか食べられない不満が募ります・・
スタメンだからこそ、待てなかった
20㎝ サイズのフライパンは、夫婦二人暮らしの主力選手です。
二日と空けず、夫に「スーパーでやっすいの買ってきていい?」「俺に任せろ!やっすいの買ってきてやる!」と脅されて、フッ素加工が剥がれるフライパンを使いたくなかった私はついに観念。
回復しない重曹煮するのも疲れたしね。
その日のうちに、ビタクラフトスーパー鉄をポチッとしました。
あとがき
以上、私のスキャンパンCTX失敗談でした。
一番の失敗は、保証書の有無です。
保証書さえあれば、スキャンパンで一度見て貰って、洗浄してもらえたと思うんです。
教訓① 正規店で購入して、万が一同封されてなかったら未使用のまま問い合わせ!
次に普通のフッ素加工のフライパンとスキャンパンはコーティングの強さが全然違うという点を、いつの間にか忘れたことです。もっとスキャンパンの強さを信じるべきでした・・
教訓② ゴシゴシ洗って、たまに重曹煮!
スキャンパンは汚れを溜めずにメンテナンスすれば、長く使えるいいフライパンです。みなさんは私のような失敗をしないでくださいね~!
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